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第1期生を迎え、昨年9月に開講した「達成女子大学premium」も、ついにフィナーレ。
去る1月7日、第5回目の講義が行われました。今回も大きな盛り上がりを見せ、最後を締めくくるのにふさわしい内容となりました。その一部をレポートいたします。

今回のテーマは……
「長く活躍するためのキャリアデザインとは? ~ブラマンテ 田島弓子さん~
キャリアの節目を引き寄せる5つの仕事術」

冒頭は、講師の田島先生からのこんなお話から始まりました。
「私自身、サラリーマンをやっていて『キャリアをデザインする』というイメージはあまりありませんでした。どちらかというと日々の仕事を積み上げて、その結果、次のキャリアチェンジ、キャリアアップを『引き寄せた』のだと思います。その結果、キャリアが『作り上げられた』のです。きょうはその『引き寄せ』のポイントをお話ししたい」

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田島先生が考える「長く働く」とは……?

○長く……結婚しても育児をしながら
○活躍する……戦力として価値を提供し続ける

つまり「長く働く」とは、単に「長期間働く」ということではなく、「活躍する」ことが大切、とのお話でした。

そもそも田島先生は、入社当初は営業をやりたかったのですが「女性に営業などやらせられない!」と言われてしまい、断念した経験があったそうです。その頃、まったく詳しくはないものの、IT業界に興味を持ち、マイクロソフト社を記念受験のように受けてみたところ、意外にも採用。同社に入社し、ようやく営業を任せてもらえたとのことです。
なぜ、営業経験がなく、IT業界にも詳しくない田島先生が、マイクロソフト社に合格し、しかも営業を任せてもらえたのでしょうか?
田島先生は、その点を解明することで「長く働く」ためのヒントが得られるとお話してくださいました。

田島先生が『長く働くため』に必要と感じている重要な点が以下の3点です。

① 目の前の仕事がキャリアを拓く
『人生は節目とドリフト期の繰り返し』

田島先生は、日本のキャリア研究の第一人者である金井壽宏先生も提唱している「キャリアドリフト論」を用いて「キャリアを拓く」概念を伝えてくださいました。

私たちは節目では立ち止まってよく考えるが、そのあと、次から次へと仕事が押し寄せてくるドリフト期(ドリフトとは“流される”という意味)に入ったら流されるくらい目の前の仕事に全力を尽くせばいい。そうすれば次のキャリアの節目が自然と訪れる。

田島先生もそうやってここまでキャリアを築いてこられたそうです。

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② 転職してうまくいく人の10の力 ~『頑張っているのに報われないと思ったら読む本』より

1. 相手目線力
2. コミットメント力
3. 適応力
4. コミュニケーション力
5. 胆力
6. 遂行力
7. 決定力
8. 人動力
9. 付加価値
10.正しい節目

田島先生はこの10のポイントの中からいくつかを取り上げて解説してくださいました。

適応力……相手の土俵でプレイできる力

人動力……自分のピンチに力を貸してくれる人がいる力
(「働く」という文字は「人」+「動く」から成り立っている。ひとりでできることは限れている。これからは人を巻き込んで一緒に働く時代。だからこそ人を巻き込む力が必要になってくる……とのお話でした)
→人を巻き込む、味方を作ることが大切!
→「自分の本気度」を伝えられる人になる!

胆力……理不尽を受け流す力。適切な距離を保てる力


③ドリフト期をどう過ごすか?

1.目の前を大切にする
田島さんは当時マイクロソフトの仕事をしている中で、課題解決型から課題提供型に切り替えることによって、顧客に価値を提供することができるようになったそうです。それも目の前のことを一生懸命に考えた末のこと。

2.自分の心の体質をコントロールする

・インポスター症候群
女性にありがちな傾向として「良かったことの理由は外のせいにする。悪いことの理由は自分のせいにする。」
→本当は自分はできているのに、自分の力を過少評価してしまう。自分はできないと認識してしまう。もっと自信をもっていい。

代表の太田もこのことについては言及しており、女性は根拠のない自信をもっている人が少ない。「自信がないから行動しない」ではなく『行動してから自信をつける』というあり方があってもいいと思う。と。

そんな自分の心をコントロールすることも大切です。

3.「ワークライフマネジメント」という考え方

①「軸を決める」という意識
よく言われる「ワークライフバランス」をとろうとするのではなく、どちらに軸足を置くか、自分のやり方を「マネジメントする」という考え方だそうです。
田島先生はそもそも「両立」を放棄しているとおっしゃっていました。例えば「仕事を軸にする」と決めたら、それを貫いてもいいので
はないか?
あれもこれもバランスよくやろうとすると疲れてしまう。決めた軸で余った分で他のものにパワーを向ければいい、とのお話でした。

②上書きする意識
ただし、この軸は一生同じである必要はなく、人生の中で軸は変わってもいいのではないか、とも言ってくださいました。

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今回の田島先生のお話を通して、特に心に残ったのは
「自分のキャリアの、次の節目がいい形で引き寄せられるように、目の前のことを大切にしてほしい」
という言葉でした。キャリアを自分でデザインしなくても、目の前のことに全力投球していれば、おのずとキャリアの転換期やチャンスが訪れてくる。それにうまくのっていく体勢づくりと準備を確実にしておくことが大切だと感じました。

また、今は働く女性にとっては追い風。世の中の流れも活用してキャリアに役立ててほしい。みなさん自身が営業女子のパイオニアになっていかなくてはいけない。そのためにも是非これを参考に自分と向き合う時間を大切にしてほしい、とおっしゃってくださいました。

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毎回、大盛況でたくさんの学びがあった「達成女子大学premium」。
ご好評にお答えして、第2期の開催も準備中です!

★達成女子大学premium2期
①2017年3月11日(土)
②2017年4月08日(土)
③2017年5月13日(土)
④2017年6月10日(土)
⑤2017年7月08日(土)
⑥2017年8月05日(土) いずれも午前中

第2期も、第1期に続いて一流講師陣の講義をご用意してみなさんをお待ちします。
また、第1期とはまた違った内容でお届けしますので、はじめて受講する方はもちろん、第1期生のみなさんにとっては、さらなるステップアップのチャンスです。ぜひご参加ください。

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