Vol.05 加藤 まゆさん

「美味しそうですね!そのレシピを教えていただけませんか?」同じ主婦目線だからこそ共感できたり、新たに生まれる発想も。

同じ主婦という立場だからこそ提案できることもあります。
どのように、加藤さんはその強みを活かしていますか?

私が携わっているリフォーム営業は、個人宅のお客様が対象です。お金に関わることは御主人様が決められることが多いのですが、住まいの不便を改善したいと真剣になるのは奥様です。平日昼間の個人宅にて、女性営業だと奥様に安心されやすいですね。

奥様との商談では、すぐに仕事の話ではなく、家や暮らしの中で自分が共感できるネタを見つけて会話を展開します。
例えば、「このキッチングッズが今流行っていますよ」
ご自宅で美味しそうな匂いがしたら「美味しそうなお料理ですね、レシピをぜひ教えていただけませんか?」
というふうに、自分も主婦だからこそ共感できる話で盛り上がります。

営業で心がけていることは、「お客様が期待するものを超える価値を提供する」。
ヒアリング後、お客様のニーズに適した解決策を提示するのは当然で、”プラスα”のサービスを自分で考えて提案しています。
例えば、和室を洋室にリフォームし、子供部屋として使いたいというご要望がありました。そこで私は、お子様が自分でお片づけできるようにパナソニックの壁面収納をご案内。更にプラスαで、将来お子様が小学生になる頃を見越して、壁面収納の一部に勉強机を組み込めるようプランを作りご提案しました。収納裏に先行してインターネットや電気の配線をしておけば、デスク照明やコンセントも簡単に増やすことが出来ます。家は、将来の家族の成長や変化に応じてメンテナンスしやすく作っておくのが大切です。

「失敗してこそ学ぶ」とはよく言われること。しかし、お客様にとって失敗なんて許されない。

「今まで本当に、失敗だらけでした」と明るく話す加藤さん。
どのような経験があるか、教えてください。

リフォームの現場では、色々な事件が起きます。
ある日、こんな出来事がありました。私の商品発注ミスにより、リフォーム先現場での工事が一時ストップ。このままでは、次の工程に支障が出てしまい関係者全員に迷惑がかかってしまいます。
大急ぎで新しい商品を発注しましたが、納期が間に合わない。本来なら納期に4日かかるところを、何とか2日で現場に入れなくてはなりませんでした。納期に間に合わせるのは、もう無理だ…。一時は諦めようかとも思いました。

しかしお客様との約束を想い出し、「これは、私の商品発注ミスによる失敗。だから、責任を果たすべく全力を尽くすべきだ」と再起。まず私は、メーカーにダメ元で納期を早めてもらえるよう直談判。それでも1日しか納期を短縮できなかったので、急いで配送センターまで直接商品を取りに行きました。もう無我夢中です。結果、工事工程もずれる事なく、無事に成功。お客様にもお約束の期日以内にお引渡しが出来ました。お客様より「ありがとう。加藤さんのお陰だよ」と言われたときには、嬉しくて、ホッとして、涙がホロリと出ましたね。以来、私のモットーは「行動に迷ったときこそ、お客様を第一に優先する」になりました。

失敗時に、すぐに諦めてしまうのはとても簡単。しかし失敗の原因って、営業側にあるケースが多いのです。よく営業は「失敗してこそ学ぶ」というものの、お客様にとっては関係ありません。

加藤さんを「かしこカワイイ」にさせる3つのチカラ!

お客様のススメですっかりハマったガーデニングで感性も豊か&HAPPYに

ガーデニング本を読み漁っては、次は何を植えようとか、育てる花やグリーンの色と鉢の組合せなどを計画していると幸せ気分に。自宅では薔薇栽培に夢中ですが、今勤務している支店でも花と緑を増やそうと実践中です。

退職された先輩より最後の日にもらった手紙を手帳に入れて、やる気UP

尊敬していた営業の先輩が、退職日にそっと渡してくれた手紙。そこには「今の経験が後の経験に必ずなる」と綴られていました。目標未達成で悩んでいてもこの手紙を見返しては、勇気とやる気がみなぎってくる宝物です。

私の人生に衝撃を与えた本「永遠の0(ゼロ)」

今は亡き児玉清さんのあとがきも秀逸でとにかく余韻たっぷり。学校で習った歴史上の戦争イメージを超えて、必死に生き抜いた人の気持ちがリアルに伝わり命の尊さを痛感しました。読書後は「どう生きるのか」と自分自身にも向き合うことができる名作です。

6:30
起床。朝食、支度。
7:40
出勤。情報収集など。
9:00
出社。メールチェック、打合せ準備。
工事現場の立ち会いに出かける。
12:00
出先で昼食。
13:00
リフォーム現場調査や打合せを2件程度。
17:00
帰社。プランや各種見積作成。
19:30
退社。
21:00
自宅で夕食。読書、家事など。
24:00
ヨガストレッチの後、就寝。

毎晩の楽しみは、ヨガのストレッチ。外回りでよく歩いた翌日は、体も心もスッキリ!

営業女子の自分磨き。
仕事以外の場所で、ハマっているものはありますか?

「スケジュールの融通がきく」という点では、事務職よりも営業職のほうが働きやすいと思っています。お客様との交渉や時間管理など、一人で完結できることも多いので。
毎晩寝る前に、ヨガのストレッチをするのが私の習慣。ヨガスクールに通って以来、ヨガなしでは生きられないようになりました(笑)。呼吸法や体のリフレッシュ法が学べて、健康になれます。外回り営業でよく歩き、足がパンパンになった日も、ヨガをすれば疲れ知らずに。お気に入りのSHIHOさんのヨガDVDを見ながらストレッチに励んでいます。

悩める営業女子へ。加藤さんから応援メッセージ!

夢のある者には希望がある。
希望のある者には目標がある。
目標のある者には計画がある。
計画のある者には行動がある。
行動のある者には実績がある。
実績のある者には反省がある。
反省のある者には進歩がある。
進歩ある者には夢がある。

手帳の中に携帯している教えです。これを見て「今の私の夢は何だろう」と自問しながら自分を鼓舞しています。
1回しかない人生の中で、営業の仕事をしているのは大きな財産。この経験って、宝ですよね!

加藤さんにとって営業とは?

営業とは一期一会

この記事は2010年11月時点のものになります。

編集後記

まゆ(加藤さんの愛称)さん、本当にありがとうございました。

「自分や自社よりも、お客様の立場で考えると上手くいく」と断言する加藤さん。実際の加藤さんにお会いしても、その言葉には何の偽りもないと確信できるほど真っすぐな心をお持ちです。加藤さんからこぼれる女神のような微笑み、一緒にいると妙に落ち着く空気感。世の中の暮らしの不便を便利にして、笑顔あふれる住まいづくりに貢献していく彼女の周りには、多くの主婦層の支持が集まってくるのも頷けます。

太田 彩子